このたび、ビーンズふくしまは、平成30年度「新しい東北」復興・創生顕彰を受賞いたしました。
震災によって被災した子どもの支援やその後の子育て環境を巡って、あまりにも多くの課題がありました。仮設住宅での子どもの居場所づくりや学習支援、心のケアを必要とする親子の相談支援に始まり、県外避難親子の支援、県内に戻ってきた親子に対しての放射線や子育て生活の中での不安の傾聴やケア、浜通りの避難者、県外の避難者、福島で暮らす地域の方々を結ぶ避難者交流拠点の運営、福島の子育て環境の再生を目指すための情報提供や支援者支援など、誰も経験したことがない多岐にわたる課題に1つ1つ取り組み、道筋をつくってきたことを評価いただいたものと嬉しく思います。
東日本大震災から間もなく8年。復興創生期間の目途とされている10年が近づいてきています。目に見えて、着実に復興してきているものもあれば、時間とともに新たな課題が出てきたり、複雑化してきているものも少なくありません。子育てや心のケアを巡っての取り組みは、後発性の問題が出てきたり、息長く見守ったり取り組みを進めていく必要があります。
私達は、引き続き、福島での子ども支援・若者支援を行ってきた団体として、これからもこの課題と向き合っていきます。