団士郎 家族漫画展&漫画トーク
さりげない家族の日常や長く家族支援をしてきた経験からすくいあげられた誰かの小さな物語、それが漫画「木陰の物語」です。
私たちは皆、「思い出」と名付けた記憶の束を抱えて生きています。一人一人の固有の小さな物語です。
そのちいさな物語が大きく損なわれたり、失われたりするのが災害です。
絶望感や孤独が人を追い詰めます。起きてしまった災害をなかったところに戻すことはできません。
そんな人々のいる場所に、しばしの時が過ぎてからでいい、目を向けられるようになったら見てもらいたいと思い「団士郎家族漫画展」を開催しました。
漫画に描かれている誰かの小さな物語に触れることで、こころの中にさまざまな物語が甦り、名も知らぬ人とのつながりを感じながら、また歩みだせる力を私たちは持っているのではないでしょうか。
12月7日のトークでは、そんなお話をいたします。お時間が合えばぜひお越しください。
チラシダウンロード(PDF 1MB)
団 士郎(立命館大学大学院人間科学研究訪問教授・家族療法家・漫画家)
公立の児童相談機関心理職25年を経て独立。「仕事場D.A.N」主催。漫画家でもあり、マンガ集団「ぽむ」同人、Web雑誌「対人支援マガジン」編集長。近年は上海、台湾、ニューヨークでも漫画展を開催。著書に『家族の練習問題』1~7(ホンブロック)ほか、『不登校の解法』(文芸新書)、『家族力×相談力』(文芸新書)など
会場
福島市子どもの夢を育む施設 こむこむ
福島県福島市早稲町1-1
参加費
無料
プログラム
団士郎家族漫画展
11月20日(水)~12月7日(土) 最終日は16:00まで
1F にぎわい通り
団士郎の漫画トーク
12月7日(土) 14:00~15:30
1F にぎわい広場
子どもの遊びのコーナー
12月7日(土) 10:00~14:00
1F にぎわい広場(入退場自由)
主催
立命館大学大学院人間科学研究科
「東日本・家族応援プロジェクト」の趣旨
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、社会への応答責任を果たすひとつの形として2011年プロジェクトとしてスタートし、2020年までの10年間、関西から東北4県(青森、岩手、宮城、福島)をめぐり、現地の対人援助機関との協働によって対人援助学的実践をしながら、被災と復興の証人(withness)になることを目指しています。
共催
特定非営利活動法人ビーンズふくしま
協力
福島市子どもの夢を育む施設こむこむ
後援
福島県、福島市、福島県教育委員会、福島市教育委員会、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター