先日、10月26日に、文部科学省より平成28年度(2016年度)文科省発表「児童生徒の問題行動・不登校等の生徒指導上の諸課題に関する調査」(速報値)が発表されました。
今でも増え続ける「いじめ」や「不登校」。いじめによる自殺は福島県で今年2件(全国で224人)発生しています。前年比大幅に増えるいじめ発生件数(826件の増)。
いじめの認知に関してより丁寧に掘り起こしをするようになっているとはいえ、不登校、の増加等と合わせて考えると、学校現場における教育環境の変化がどのようになっているのか、しっかりと実態把握する必要があります。
また、いじめという問題の性格を考えると、氷山の一角で、まだまだ、児童生徒からの相談や悩みが潜在化している可能性もあります。アンケート等によるいじめの発見や把握だけではなく日常の学校生活や子どもの生活の中で、当事者が深刻な状態に陥る前の相談対応が急務です。
そのような中で、いじめで追い詰められた子どもたちや不登校の子どもたちの受け皿として、子どもの安心の居場所をつくってきたフリースクールの全国組織「フリースクール全国ネットワーク」と福島県内のフリースクール3団体の協力で、11月12日(日)にSTOP「いじめ」! シンポジウムを開催することとなりました。
福島県いじめ問題調査委員会の委員長神山先生の講演や、県弁護士会、フリースクール関係者の登壇するシンポジウムで、このような状況に対して何ができるのかを考えていきます。
教育・福祉・子ども支援関係者のみならず、多くの市民の方にもご参加いただき、STOP「いじめ」!のために、一緒に行動していただければと思います。
日時
平成29年11月12日(日) 13:30~
会場
ビッグアイ 市民交流プラザ会議室2
入場料
無料
主催
フリースクール全国ネットワーク
NPO法人ビーンズふくしま、NPO法人あだたら青い空、NPO法人寺子屋方丈舎
お問い合わせ
NPO法人寺子屋方丈舎
TEL:0242-93-7950