ビーンズふくしまでは、これまで生活保護世帯・生活困窮世帯の子どもの学習・生活支援を行っておりました。広い福島県内で支援を行うにあたっては直接訪問をするアウトリーチ型支援がメインとなりますが、コロナ禍によって一時期、訪問が全くできない状態となってしまいました。そうした中でも繋がりを切らずに支援できる方法がないか模索して実施したオンラインでの支援。
オンライン環境が整えられない生活困窮世帯に対して、オンライン用のタブレットやポケットWi-Fiを貸し出すことによって実現することができました。緊急事態宣言が解除された後でも、遠隔地での支援で活躍したり、訪問のための移動時間分を子どもや保護者とのコミュニケーションの時間に充てることができました。
このような支援の転換を支えてくれたのが、Yahoo!基金の助成金。緊急時のタブレット整備やオンライン導入時のWi-Fi通信費などをカバーすることができて、支援を絶やさないための迅速な体制づくりにつながりました。
このような社会的支援のもとに私たちの活動も継続しています。本当にありがとうございます。そして、私たちはこれからも必要なところにしっかりと届く「子ども支援」を行っていきます。
Yahoo!基金様、ありがとうございました。
【参考】支援形態ごとの月別推移
4月の緊急事態宣言からオンラインによる支援を開始いたしました。6月以降は従来の訪問型・集合型での支援も再開しましたが、オンラインも併用しながら支援をすることで、支援の質を高めています。
福島県は非常に広く、支援家庭への移動だけでも多くの時間を要します。その時間をオンラインツールを活用することで支援時間に充当することができるようになりました。また、支援を必要としている方が支援につながる機会も増えることでしょう。今後もオンライン環境を活用した支援を継続していきます。